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2005.12.10
洛北の古刹
実相院・妙満寺・圓通寺
紅葉の時期を過ぎ、厳しい冷え込みの洛北を訪れました。
1229年(寛喜元)創建の実相院門跡の池泉回遊式庭園・枯れ山水の石庭
1389年(室町時代初期)創建の妙満寺の「雪の庭」
1639年(江戸時代初期)に後水尾天皇が造営された幡枝御殿(はたえだごてん)の枯山水平庭
それぞれの素晴らしい庭に、時の経つのも忘れ師走のひと時を過ごしました。
妙満寺
寺町二条から1968年1(昭和43)に現在地に移転された。
俳句の祖、松永貞徳(1571〜1653)が造営した、京都三大名庭「雪の庭」にも残雪がありました。
五・七・五の十七文字で描写する言葉の世界を庭にも表現されているのか・・・
心が癒される庭園です。
圓通寺
本堂と庭は幡枝(はたえだ)離宮の跡「下御茶屋」に当たる。
生け垣の向こうに竹林があり、霊峰比叡山を借景にした枯山水平庭に圧倒されます。
暗い室内から、明るい遠景の比叡山を取り入れる撮影は難しく
後水尾天皇が愛された庭の美しさを眼と心に焼き付けました。
山門入り口横の碑には「不許酒肉五辛入門」と記されていた。
まぜ垣の向こうは、現代建築物の借景になるらしく、見事な景観も失われれていく・・・
up date 2005・12・12